6月、7月と連続して実施した、医療学会でのVRハンズオン集合セミナーの様子をレポートします!
まずは、6月21日(金)・22日(土)に岩手で実施された、「第116回東北整形災害外科学会」。
こちらの学会では、3月に岩手医科大学付属病院整形外科にて行われた椎体置換術の手技を、執刀医の視点で体験いただく医師向けのVRハンズオンセミナーを実施しました。
この日の講師は、この手術を実際に執刀された岩手医科大学整形外科の遠藤寛興医師。
受講者にVRゴーグルを装着していただき、講師のタブレット操作で集団ハンズオンセミナーがスタートしました!
一斉に受講者のVRゴーグルにコンテンツ映像が再生され、受講者の皆さんは食い入るように手技を見つめていました。
執刀医の視点で360度体験ができる手術VRでは、下を見るとまさに執刀医の目線そのもののような視点で手技を見ることができます。
手術室には限られた人数しか入れない上に、実際の手術室でも執刀医の目線で手術を360度見ることはできません。
セミナーでは、手術VRを体験していただきながら、この手術を執刀した遠藤医師が細かく手技の手順や使用している機器情報などを説明されていました。
講師の言葉を聞き逃さないように、「なるほど〜」と頷きながら真剣に受講される皆さんの様子です。
この集合VR研修を実現したのは、弊社の「GuruVR Multi Seminar」機能。講師用タブレットと複数のVRゴーグルを使用した1対多の集合研修システムです。
全ての操作や受講者の視野を同期することができ、スクリーンなどに投影しモニターすることが可能です。
その他にも講師が講師用タブレット端末に直接に描画すると、受講者のVR空間にリアルタイム表示され、受講者の視点を誘導することができるアノテーション機能も搭載しています。
そして、この講師用アプリケーションの操作はとてもシンプル!
直感的なUIを採用しているので、テクノロジーに疎い方でも簡単に運用することができます。
手術VRでは、術野の奥の体内の状況を内視鏡や透視機器などの医療機器情報と合わせて表示することも可能。手元だけではなく+αの周辺情報で、治療の進行をより詳細に把握することができます。
ハンズオンセミナーを大成功で終え、皆さんでゴーグルを被って記念撮影をさせていただきました📸
また、この「東北整形災害外科学会」では、ブース出展も行いましたよ。
こちらも大盛況で、ご体験いただいた方々は「おぉー!先生が近い!」「手術室に本当に居るみたい!」などなど嬉しい反応をたくさんいただきました。
近隣の出展ブースの方々からの注目度も高く、ブースでは常に体験されている人がいるような状況でした。
そして、7月6日(土)には仙台で開催された「第13回東北MISt (ミスト)研究会」にて、同じくVRハンズオン集合セミナーと体験展示を行いました。(MISt学会についてはこちら)
こちらでは、同じ椎体置換術の手術VRを医師視点ではなく、医師にメスなどの器械出しを行うベテラン看護師視点のコンテンツで看護師の方に向けて「看護師のための脊椎MISセミナー」を実施しました。
まずは、弊社の代表上路より弊社のサービスについて講演をさせていただきました。
その後、展示スペースでは、実際にコンテンツ内でも器械出しを行ったベテラン看護師の鈴木祥子さんによるハンズオンセミナーを行い、この通りの大盛況!
執刀医が次に何をするためにどの器機が必要なのか、器械出しのタイミングやコツなどを、講師用タブレットを見ながら、受講者にとても細かくアナウンスされていました。
医師との距離の近さや、実際の器械出し看護師の手元に「臨場感が凄くて、本当にその場にいるようだった!」と感想をいただきました!
大量の器機が細かくクリアに見える高精細な映像にも驚かれていましたよ。
受講者の中には、まだ手術室に入ったことのない看護師の方もいらっしゃいました。
実際の手術室の中にいるようなリアルな体験や、医師視点も体験することができるVRに「従来の練習よりもとてもわかりやすい!」「これで練習したい」というお声をいただきましたよ。
こちらの2つの学会でご体験いただいたコンテンツは、来週7月17日(水)から東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2019」でも体験展示を行います。
また会期3日目の7月19日(金)には、東京ビッグサイト会議棟で代表の上路による講演を行います。
こちらの講演では、ジョリーグッドの新サービス介護研修VR「ケアブル」の詳細を発表します。是非ご参加ください!