リアリティのある仮想空間を体験するVR(ヴァーチャルリアリティ)は、1930年代のフライトシミュレーターとしての利用が始まりです。その後、映画やゲームソフト、アミューズメント施設の利用など、主にエンターテインメント系の分野で利用され、進化を辿りました。
最近では旅行案内や職場体験コンテンツなどにも活用され、身近な体験型映像コンテンツとなりつつあります。
ここでは、リアルなVRコンテンツを制作するソフトウエアについて説明します。
VRコンテンツの制作に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
■VR動画とは
VR動画とは、従来の2Dの動画と異なり、360度の特殊な専用VRカメラや3DCG技術を用いて仮想空間を創り出し、臨場感のある没入感の高いリアルな疑似体験ができる映像コンテンツです。
世界遺産のバーチャルツアーや職場体験コンテンツの利用など、身近なところでVRを体験した方も多いのではないでしょうか。
■VR制作ソフト10選
手軽にVRを制作できるソフトウエアから、プロフェッショナルユースの高品質VRコンテンツを制作するソフトウエアを紹介します。
・ソースネクストの「VR Studio」
https://www.sourcenext.com/product/vegas/vr-studio/
「VR Studio」は手軽にVRコンテンツが制作できるパッケージソフトウエアです。
360度ビデオや静止画にテキスト・画像・動画・音声を組み合わせ、簡単にオリジナルVR動画を制作することが可能です。標準価格は27,248円(税別)です。
・スペースリーの「スペースリー」
「スペースリー」は月額4,980円から使用できるクラウド型のVR制作ソフトウエアです。
直感的で簡単な操作が特徴のソフトウエアで、不動産分野で数多く使われています。
・ジョリーグッドの「Guru VR」
最先端のVR技術の研究開発からアプリケーションの開発を行うジョリーグッドの「Guru VR」は、大規模なイベントやライブ会場にも対応する高精度360°VRコンテンツの制作をワンストップで提供するサービスです。
・Easypanoの「PANOWEAVER10」
https://www.easypano.com/jp/panorama-soft.html
「PANOWEAVER10」は、簡単に360°パノラマ写真を作成するソフトウエアです。
全球体360°パノラマ、半球体パノラマ、キュービックパノラマ、円筒/半円筒パノラマに対応し、さまざまな端末に対応するパノラマ画像を作成します。標準価格は55,000円(税別)です。
・パノラマ工房の「PanoCreator」
https://www.pano-vr.com/service/panocreator/
https://www.pano-vr.com/home/news-entry/
360°パノラマVRを作成するためのクラウドで利用するCMSサービスです。
キャプションの挿入やバーチャルツアーの設定など、CMSツールが用意され、簡単にパノラマ画像が生成可能です。初期費用と月額利用料金5,250円(税込)で利用可能です。
・Adobeの「Adobe Premiere Pro CC」
https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/plans.html?promoid=8JD95K3H&mv=other
上級者向け画像処理ソフトウエアで知られるアドビ社の提供するハイエンド動画編集ソフトウエアです。画像編集・デザインソフト「フォトショップ」やモーショングラフィックスソフト「After Effects」との連携も考慮され、月額2,480円(税別)で利用できるVR編集ソフトウエアです。
・Kolorの「Autopano Video」
https://flashbackj.com/product/autopano-video#fbj-nav-%E8%A3%BD%E5%93%81%E6%A6%82%E8%A6%81
複数のカメラで撮影した映像をスティッチングして360°のVR動画を制作するVR編集ソフトウエアです。日本ではフラッシュバックジャパンにより販売されていましたが、2018年9月を持ってKolor社の販売・サポートは終了しています。
・PTGuiの「360度パノラマVRソフト」
オランダのロッテルダムにあるPTGuiの提供するパノラマスティッチソフトウエアです。
パノラマ画像を制作する老舗ソフトウエアですが、購入はメーカーサイトからオンラインで購入する必要があります。通常版とマスク処理などの機能が追加された上位版が用意されています。1ライセンスの通常版は15,780円で提供されています。
・Garden Gnome Softwareの「Pano2VR」
オーストリアのウィーンにあるGarden Gnome Softwareが提供する、静止画像から簡単にVRパノラマやバーチャルツアーが制作できる日本語にも対応した編集ソフトウエアです。
1ライセンス149ユーロでオンライン販売されています。
・krpanoの「krpano」
オーストリアのkrpano Gesellschaft mbHが提供するパノラマVR編集ソフトウエアです。
たくさんのサンプルが用意され、vtourエディタの使用により、バーチャルツアーの制作が可能です。解像度の大きなVRパノラマもスムーズに再生する特徴を持っています。
■VRの制作に長けた企業
現在、VRコンテンツの需要の高まりから、東京エリアを中心にVR制作会社が増えつつあります。
ここでは実績豊富な主なVR制作会社を紹介します。
・ジョリーグッド
東京都中央区日本橋にあるVR専門会社です。
テレビ局導入シェアNo.1のクオリティの高いVRコンテンツの制作に定評があります。
・セカンドサイド
https://www.2ndside.co.jp/index.html#top
東京都世田谷区三軒茶屋にある創業30年の映像制作会社です。
オリジナル360°VRコンテンツの企画から制作まで手掛けています。
・VR PARTNERS
東京都渋谷区恵比寿にある360度動画関連事業に特化した制作プロダクションです。
年間500本以上のVRコンテンツの制作・配信の実績を持ちます。
・積木製作
http://tsumikiseisaku.com/com/
東京都墨田区江東橋にある、高精細CG制作に定評があるVR制作会社です。
VRを利用した体験教育、訓練、トレーニングシステムの開発に定評があります。
・ユニモト
東京都千代田区九段南にある、長年グラフィックや広告デザインの企画・制作、映像制作を手掛けてきたVR制作会社です。
・eje
東京都港区六本木にあるVRコンテンツの企画から撮影、編集、リアルタイム配信までワンストップでサービスを提供するVR制作会社です。
・Kadinche
東京都品川区小山にあるVRアプリケーションやコンテンツの制作、ライブ配信を手掛けるVR制作会社です。
・Nest+Visual
東京都港区麻布十番にあるプロジェクションマッピングやインタラクティブシステム、VRやAR、MRコンテンツを手掛けるVR制作会社です。
・Hashilus
東京都中央区日本橋にあるVRコンテンツの制作から大型VRアトラクションの企画・ハードウエアの製作・販売を手掛けるVR制作会社です。
・CINEMARAY
愛知県名古屋市中区にある販促VRシミュレーターの制作やドローンを使った撮影に定評のあるVR制作会社です。
■ジョリーグッドでもVR制作を行なっています。
ジョリーグッドではVR動画の撮影から編集、アプリ開発までワンストップで提供しています。
ご興味のある方は以下のフォームをご記入ください。当社の資料を送らせていただきます。