ジョリーグッド の「楽しい」を探る
長期間病院で過ごす子供たちがVRで外の世界へ旅に!笑顔をうむCSR「ボーンスマイル・プロジェクト」

ジョリーグッドでは企業理念具現化するCSRプロジェクトとして、ジョリーグッドのテクノロジーを活用して、“笑顔を生む”ためのプロジェクト「ボーンスマイル・プロジェクト」を実施。その第1弾として、昨年の今頃、子供たちへのクリスマスプレゼントとして行われたのが、「フライングアウト・プロジェクト」です。この企画の立案・実行人の竹内恭平さんが、希望と笑顔にあふれたプロジェクトについて語ってくれました。

子供たちに“どこでもドア”を。その熱意で実現へ。

JOLiC編集部(以下、編集):今日はジョリーグッドのロゴ入りポロシャツなんですね!それはいつも着ているんですか?

竹内恭平(以下、竹内):事業開発担当なので、お客さんとお会いする際の分かりやすさもあり、ちょくちょく愛用しています(笑)。

編集:なるほど(笑)。今回竹内さんには、「ボーンスマイル・プロジェクト」についてお伺いします。よろしくお願いします。

竹内:「ボーンスマイル・プロジェクト」は「テクノロジーはそれを必要とする人に使われて初めて価値がある」というジョリーグッドの企業理念を具現化するためのCSRプロジェクトで、テクノロジーを活用して、人々の“笑顔を生む”ことが目的です。「ボーンスマイル・プロジェクト」の発起人は弊社の代表の上路です。僕たち社員は、実施する企画をそれぞれ考えて提案した結果、初回は僕が提案した「フライングアウト・プロジェクト」が採用されました。

編集:どのように選ばれたんですか?

竹内:社員全員の前で、10名以上の社員が自分の考えた「ボーンスマイル・プロジェクト」企画をプレゼンしました。そして社員の中で投票を行い、僕の企画が1番票を集め採用されました。

編集:「フライングアウト・プロジェクト」とは?

竹内:長期間病院で過ごす子供たちにVRで病院の外の世界を体験してもらおうと思って、企画しました。

編集:その企画には、竹内さんのどんな想いが込められているんですか?

竹内:難病を抱え長期間病院での治療が必要だったり、色々な事情で病院で生活をしている子供たちは、実は14万人以上も居るんですよ。遊びたい盛りに外出することもできず、彼らは病気と闘っています。そんな子供たちが、今まで以上に「治療に前向きなエネルギー」を感じられるような取り組みがしたい!、という想いがありました。

編集:なるほど。VRならその場で色々な場所や物事が体験できますね!

竹内:はい。まずジョリーグッドの技術やコンテンツで実現できることってなんだろう?と考え、自分なりに出した答えが、VR=“どこでもドア”でした。

編集:エンジニアの土門さんも同じことを言ってました!

竹内:それから“どこでもドア”を今一番必要としている人は誰だ?と。そう考えた時に、病院で過ごしている子供たちじゃないかと思いつきました。実は弟が難病で入院していたことがあって、この経験が発想のタネになりました。

編集:実体験からの発想なんですね。

竹内:はい。そこから色々膨らんでいって。そこから具体的な実施内容を考えた時に、弊社の様々なパートナー企業さまが頭の中に浮かびました。全国各地のテレビ局やテーマパークなどみなさまの協力を得ることができたら子供たちに観光旅行をしているような経験をしてもらえるんじゃないか?と思い、このプロジェクトの原案にたどりつきました。

編集:プロジェクトを実現するにあたっての苦労は?

竹内:まずは実施させてもらえる病院探しでした。病院内に学校があることは知っていたので、そういう教育施設がいいんじゃないかと思い、10校程度ピックアップして、アポイントメントを取り、地道に説明に行きました。

編集:お一人で?

竹内:もう一人インターンの子がサポートに入ってくれたんですが、彼女が現役の東大医学部生で、医療の知識や現場の内情も理解していたので、心強かったですね。

編集:先生への説明の際は、先生方にもVR体験していただいたんですか?

竹内:もちろん。先生方も結構はしゃいでいました(笑)。でも前例がないので、そう簡単にいきませんでしたが。最終的にはご縁あって国立成育医療研究センター内にある東京都立光明学園「そよ風分教室」(※1)で、やってみましょうと言っていただけました。

編集:VRの感動体験が先生を動かしたんですね。

竹内:そうですね!
実施にあたって親御さんへの確認や当日のオペレーションまで本当に尽力していただき、プロジェクトの成功にいたりました。

編集:「フライングアウト・プロジェクト」のお写真を見ると、クリスマス時期のようですが?

竹内:はい。プロジェクトのスケジュールを組んだところ、実現できる時期が丁度クリスマス時期だったんです。それならクリスマスプレゼントにした方が子供たちにきっと喜んでもらえるね!と、プロジェクトメンバー全員で仮装をし、教室にもクリスマスの装飾をさせてもらいました。

子供も大人も笑顔になった「ボーンスマイル・プロジェクト」

編集:プロジェクトメンバーは?

竹内:6人です。そのうち4人が女性。このプロジェクトはご家族への配慮など、注意すべきポイントがたくさんあったので、女性社員が多く参加してくれたおかげで、スムーズにできました。

編集:女性ならではの気遣いが必要だったんですね。

竹内:そうですね。細やかな気遣いに助けられました。僕だけだったら、まっすぐ突っ走るだけになり、うまくいかなかったかもしれません。

編集:子供たちにはどんなVRをプレゼントしたんですか?

竹内:北海道のバルーンフェスティバルや鹿児島のブリの養殖場、ハワイのハンググライディングとか。動物園のVRは、特別な許可がないと入れないところまで映像に収まっていたので、実際に見に行く以上の体験がしてもらえたと思います。観光体験だけでなく、ラジオや舞台を体験できるコンテンツでは職業体験もしてもらいました。

編集:実際にVRを見た、子供たちの反応はいかがでしたか?

竹内:みんなめちゃくちゃ喜んでくれて、足をじたばたさせ興奮しながら見ている子もいました。その子は治療の関係で情緒が不安定になりがちだったそうなんですが、別れ際に「また来てねー!」と元気に言ってくれた時は、本当に喜んでもらえたんだな!と、胸キュンしました(笑)

編集:それは胸キュンですね!心から楽しかったんでしょうね。

竹内:めちゃくちゃ嬉しいですよね。中には体調が優れず、参加できなかった子も居たそうなんですが、お医者さんに「参加したい!」と直談判してくれたとか。先生方からもみんなとても楽しみにしてくれていて、普段病室からあまり出れない子も参加してくれていたと聞きました。

編集:実現までの苦労が、吹き飛びますね。

竹内:はい!子供たちを元気にしたいというのが目的でしたが、プレゼントに行った僕たちも笑顔と元気のおすそわけをもらいました!VRを体験した子供たちが病院から出たら、実際に「こんな事をやってみたい」「こんな所に行ってみたい」という前向きな気持ちになってくれていて、先生方にも喜んでいただけていました。

編集:前向きな気持ちは治療にも良さそうですね。

竹内:そうですね。「次は水族館に行きたい!」と言う子もいて、上路さんが「撮影してくるよ!」と約束していたので、次回の実施が楽しみです。

編集:本当にみんなが笑顔になるCSRプロジェクトだったんですね。

竹内:子供の頃って、テレビを見て制服がカッコいいから警察官になりたいとか思うじゃないですか。そんな無邪気な夢が10年後、実現する可能性もある。子供の時に体験した純粋な感動って重要で、将来のビジョンにつながるものだと思います。今回のVR体験も、そういう経験になったらいいですね。

編集:「ボーンスマイル・プロジェクト」の次回の予定は決まっていますか?

竹内:今回は病院にいる子供たちに向けて行いましたが、次回は別のターゲットで笑顔を生む企画を練っています。楽しみにしていてください。

編集:竹内さんが「ボーンスマイル・プロジェクト」に期待することは?

竹内:VRでもっと“笑顔”を増やしていきたい。会社の成長と並走して海外まで広げることができるでしょうし、さらに社会に対してインパクトのある取り組みに成長させたいです。

編集:ステキなプロジェクトですね。

竹内:このプロジェクトはお金を生み出しませんが、会社の目指す指針や方向性が示せる重要なもの。そこに価値を見出してくれて、全社で取り組むことができるのもジョリーグッドだからこそだと思います。

VRは社会に浸透し、人を助けるためにもっと進化する。

編集:ちなみに竹内さんの子供の頃の夢は?

竹内:レーシングドライバーですね。

編集:ビックリです!

竹内:ライセンスを取得し、海外でも働けるよう英語も勉強したんですが、レースはお金がかかりすぎてしばらく腐った時期に突入しました(笑)。挫折はしましたが、子供の頃TVでF1を見て抱いた純粋な感動や夢がきっかけで海外に興味が湧き英語を学ぶきっかけになったり、学校や仕事選びの軸の一つになったりと、様々な自分のターニングポイントにつながっていったので、バカにならない経験だったと思っています。

編集:ジョリーグッドに入った経緯は?

竹内:以前もスタートアップ企業で働いており、資金調達のタイミングは会社に大きな変化があるということを学びました。そんな時、ジョリーグッドの資金調達のニュースを見て気になり、上路さんの経歴や会社の仕事内容をできるかぎり調査。VRという新技術を使ったサービスの開発に興味が沸き、応募しました。

編集:面白いきっかけですね!いろんな経験をお持ちの竹内さんですが、仕事において大事にしていることとは?

竹内:自分が楽しくて幸せで、人も幸せにできることを探すことです。昔憧れていたレーシングドライバーは募金活動を積極的に行っていて、かっこいいな、と!スケールはともかく、自分もそんな仕事ができるように常に意識するようにしています。

編集:しっかりしたポリシーですね。

竹内:実はジョリーグッドの人事制度で「副業認定制度」というものがあるんですが、それもがっつり活用して楽しく働いてます。

編集:そうなんですか!?

竹内:様々な価値観に触れるのが目的で、新宿のとあるバーで働いています。もちろん、仕事に差し障りがない程度の出勤ですが。外国人観光客の方々がたくさん来るお店なので、いろんな人に出会えて楽しいですよ。

編集:本当にバラエティーに富んだ経歴ですね!最後になりますが、竹内さんが考える、VRの今後の可能性を教えてください。

竹内:VRのデバイスが進化して、持ち運びもできるようになり、もっと高解像度の映像が見られるようになれば、スマートフォンのように自然に社会に浸透していくと思います。それと同時に、より多くの人の助ける技術に成長していくと信じています。

 

※東京都立光明学園そよ風分教室
国立成育医療研究センターの中にある東京都立光明学園の分教室です。
ここでは、同病院に2週間以上の入院中の児童・生徒が治療を受けながら学習をしています。分教室に転入することで、児童・生徒は長期欠席の心配がなく、学習を続けることができます。

Profile
竹内恭平 Kyohei Takeuchi
通信商社でのマネージャー経験を経て、新卒で楽天に入社。ビッグデータを活用した広告事業を行う部署にて、主に官公庁、自動車、不動産領域の営業業務を担当。その後シリーズA期のスタートアップに参画し、CtoCサービスやオウンドメディアの事業開発に従事。
2018年にジョリーグッドに入社。
現在は事業開発部のビジネスプロデューサーとして活躍。

 

Photo/Jiro Fukasawa

 

 

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